8分間の試合中断、2度のVAR確認…助っ人DFが明かす同点ゴールの真相「喜ぶしかなかった」

攻守で存在感を見せたダニーロ・ボザ【写真:徳原隆元】
攻守で存在感を見せたダニーロ・ボザ【写真:徳原隆元】

ダニーロ・ボザが2点目のゴールシーンについて言及

 浦和レッズは5月17日、J1リーグ第17節でFC東京と対戦して3-2で勝利した。この試合にスタメン出場したDFダニーロ・ボザは相手のエースであるFWマルセロ・ヒアンを抑えつつ、攻撃面ではセットプレーを中心に相手の脅威となり、ホームでの勝利に貢献した。

 そんなダニーロ・ボザのプレーで気になったのは、浦和の2点目の場面だろう。1-2と1点ビハインドで迎えた後半35分、コーナーキック(CK)の流れからMF金子拓郎が右サイドからクロスを上げると、ダニーロ・ボザが反応してヘディングシュートを打ちにいく。そこから流れたボールをMF松本泰志がゴールに押し込んだ。

 このプレーはオフサイドのVAR検証が入り、一度ゴールが認定される。しかしその後、再びハンドの有無のVAR検証が入ったが、いずれもファウルは認められずに得点となった。ただし、ゴールが決まった直後にダニーロ・ボザは自分が得点を決めたかのように大きなジェスチャーで喜んでいた。ダニーロ・ボザがボールに触れていたら、オフサイドになる場面だったが、真相はどうだったのか。

 ダニーロ・ボザは「非常に速いシーンだったので、自分でもボールが当たったのかどうかは、よく分かりません。ただ、ゴールの方に振り向いたらボールがゴールネットを揺らしていたので、喜ぶしかなかったんです。自分たちが2失点していたこともありましたし、(自分が)2失点目に関与していたので、とにかく喜ぼうと思いました」とゴールセレブレーションをしていた理由を明かした。

 この同点ゴールで勢いづいた浦和は、さらに後半ATにも松本が逆転ゴールを決めて3-2で勝利した。ダニーロ・ボザは「選手だけでなくチームスタッフも、日々の練習から戦ってきていますし、チーム力を示せたと思います。全員で練習から頑張ってきた結果だと思いますし、特に泰志は今日ベンチスタートだったのですが、彼の力で勝つことができましたので、チーム力を示せたと思います」と、今季初の逆転勝利に胸を張った。

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