ロングスロー阻止で“ピッチ魔改造” 看板移動に衝撃「これぞホームの利点」

サンダーランド本拠地のロングスロー対策が話題【写真:Getty Images】
サンダーランド本拠地のロングスロー対策が話題【写真:Getty Images】

サンダーランドがコベントリーのロングスローを封じてプレーオフ決勝進出

 来季のイングランド・プレミアリーグ昇格を争う、同国チャンピオンシップ(2部相当)のプレーオフ準決勝を戦ったサンダーランドが、相手の武器であるロングスローを使わせないためにスタジアムで対策を行った。英公共放送「BBC」が報じた。

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 リーグ戦の3位から6位のクラブが来季の昇格を争うプレーオフにサンダーランドは4位から進出。準決勝ではMF坂元達裕が所属の5位コベントリー・シティーと対戦した。コベントリーがホームの初戦は2-1でサンダーランドが勝利した。

 その第2戦に向けサンダーランドは「特別な刺激」を与えたという。それは、ピッチ脇の広告看板をタッチラインにかなり近づけることで、コベントリーの右サイドバック、DFファン・エワイクによるロングスローの助走距離をなくしたというものだ。

 日本サッカー協会(JFA)が発行しているサッカー競技規則の日本語版では、「立型の広告はタッチラインから、1m(1ヤード)以上の距離を取らなければならない」と規定されている。SNS上ではファンから「賢い」「これぞホームの利点」といった声が寄せられている。

 このような「対策」が取られたゲームだったが、試合は後半31分にロングスローを封じられたファン・エワイクのクロスからコベントリーが先制して90分を終えて延長戦へ。その後半アディショナルタイムにサンダーランドが決勝ゴールを奪い、2試合合計3-2でプレーオフ決勝への切符を奪い取った。

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