「日本でNo.1のGK」 ドイツ人監督も驚嘆…守護神が見せた枠内“連続”ビッグセーブ

大迫敬介がピンチをシャットアウト
サンフレッチェ広島は5月11日、J1リーグ第16節ガンバ大阪戦で1-0の白星を掴み、3連勝を飾った。DF塩谷司の決勝ゴールを最後まで守り切ったのは“砦”の日本代表GK大迫敬介。前半14分には相手FWデニス・ヒュメットの枠内ボレー2連発を連続で横っ跳びセーブするなど、まさに守護神だった。ミヒャエル・スキッベ監督も「日本でナンバーワンのGKということを示した」と手放しで褒め称えた。
相手のゴールに立ちはだかった。前半14分、広島にいきなりピンチが訪れた。左サイドを崩され、好調の助っ人FWヒュメットにクロスが供給される。枠内へ丁寧に飛ばしたボレーシュートを右に跳んでセーブ。弾いたボールが再びヒュメットの右足へ飛んでしまうと、連続で枠内シュートを受けた。だが、立て直していた大迫はもう1度セーブ。2連続のスーパーセーブでピンチを逃れた。
「1発目も外に弾ければ良かったんですけど、あそこに弾いてしまった後にリカバリーができて。多分、どこに来ても反応できたかな、というところです。感覚がすごくいいので落ち着いてセーブできたと思います」
前半に相手にレッドカードで退場者が出て、同33分に先制。その後は押し込まれる展開になったが、大迫を中心に守り切った。スキッベ監督は3連勝となる勝利について話す時、自ら「何よりも今日は敬介の活躍があったから。日本でナンバーワンのGKということを示したと思う」と守護神を褒め称えた。
勝ち切ることに意味がある。さらに指揮官は来週から負傷離脱中の「(ヴァーレル)ジェルマン、マルコス(ジュニオール)(中島)洋太朗が戻ってこられる」と話し、「なので、いいサッカーができる」と朗報を伝えた。4連敗もあったが、1試合少ないながらの5位。ここからさらに上向いてくるはずだ。
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