浦和に朗報…負傷交代の西川周作は軽傷か スコルジャ監督が言及「ピッチで見る日は遠くない」

西川は直近のリーグ戦で負傷交代
浦和レッズのGK西川周作は、5月6日に行われたJ1リーグ第15節のガンバ大阪戦(0-1)で負傷交代。状態が危ぶまれる中で、マチェイ・スコルジャ監督は「周作をまたピッチで見る日は遠くないだろう」と話した。
浦和は前半4分、G大阪の右サイドからのクロスを西川がジャンプしてキャッチ。しかし、西川は着地後に足を気にする姿を見せ、一度プレーが切れてメディカルスタッフが入った。左足の状態を確認した後に一度はプレーに戻ったが、直後のプレーで試合続行不可能に。手を挙げてプレーを止めることを要求し、前半9分にGK牲川歩見との交代になった。5月3日の東京ヴェルディ戦で公式戦通算800試合出場を達成し、J1通算無失点203試合は2位以下を大きく引き離す絶対守護神にまさかのアクシデントだった。
その西川の状態について、5月9日のトレーニング後に定例のオンライン会見を行ったスコルジャ監督は「今言えることは、周作はフルでトレーニングできていないということです」としたうえで、「ただし、メディカルスタッフが次の試合に向けて用意している。周作をまたピッチで見る日は遠くないだろう」と話した。
浦和は6月半ばから米国で開催されるクラブ・ワールドカップ(W杯)の戦いに臨む。浦和が出場権を得る過程において西川は2021年の天皇杯優勝、22年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区ラウンドの勝ち抜き、23年のアル・ヒラル(サウジアラビア)との決勝を制した優勝の全てで浦和のゴールを守ってきた。そして、その大会出場のため変則日程があり6月1日までにJ1を6試合消化する過密日程が組まれている。
牲川も16年リオデジャネイロ五輪に向けた世代別代表に選ばれ続けてきた実力者だが、日本代表を経験してきた西川の持つ経験値は現役トップクラスのもの。少なくとも重傷でないことが明らかになったことは、浦和にとって朗報と言えそうだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)