助っ人FWに「反省してもらわないと困る」指揮官は猛省求める…勝敗を左右した“神の手”→ノーゴール

カルリーニョスが大宮戦で退場処分に【写真:徳原隆元】
カルリーニョスが大宮戦で退場処分に【写真:徳原隆元】

国立競技場にはJ2史上2番目となる4万9991人が集まった

 ジェフユナイテッド千葉は5月6日、J2リーグ第14節で大宮アルディージャと国立競技場で対戦し、1-2で敗れた。3月30日のジュビロ磐田戦で敗れて以来、7試合ぶりの黒星となった。

 勝敗を大きく左右したのが、1-2で迎えた後半26分のプレーだ。右サイドからのクロスにFWカルリーニョス・ジュニオが合わせ、ゴールに吸い込まれた。同点かと思いきや、谷本涼主審はカルリーニョスにイエローカードを提示。頭で合わせたかのように見えたが、実際は右手で叩いたものだった。これがこの日2枚目の警告となり、1点を追う展開で退場となった。

 試合後、会見に現れた千葉の小林慶行監督は「少し色んなことが起きたゲームでしたけど」と総括した上で、このシーンについて言及。「もちろんカル(リーニョス)のところは、ロッカーでも伝えましたし、個人的に相当な迷惑をチームにかけたなというような、反省してもらわなければ困ることかなと思います」と猛省を求めた。

 試合後はミックスゾーンを通らなかったカルリーニョスだが、今季首位を走るチームには欠かせない存在。ここまで10試合に出場し、チーム2位の5得点をマークしている。この日の国立にはJ2史上2番目となる4万9991人が駆けつけた注目の一戦だっただけに、勝ちたい気持ちが強すぎ、“神の手”に表れてしまった。

 千葉は依然首位にいるものの、これで3戦連続勝ちなしとなった。指揮官は「今回のゲームにおいて、選手のパフォーマンスは僕自身も誇りに思っています。結果というところは僕の責任なので。もう一回、パワーを溜めて、次の今治戦に向かっていけるかが重要になってくるかなと思います」と前を向いた。

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