長谷川監督が認めた「苦しい状況」 名古屋が降格圏で低迷「気持ち1つで防げる」…リーグワーストの「23」

名古屋の長谷川健太監督【写真:徳原隆元】
名古屋の長谷川健太監督【写真:徳原隆元】

名古屋はホームで柏と対戦

 名古屋グランパスは4月29日、J1リーグ第13節で柏レイソルと対戦し、1-2で終敗れた。試合後の会見で名古屋の長谷川健太監督は「もっともっと強い気持ちで戦わなければいけない」と語った。

 名古屋はここまで3勝2分7敗で降格圏の18位と低迷している。7節の横浜FC戦で今季初勝利を収め、その後連勝と連敗。20日のサンフレッチェ広島戦では今季3勝目を挙げたが、前節アウェー鹿島戦で0-1と敗れ再び降格圏に転落した。

 そんな名古屋がホームに柏を迎えた一戦は開始早々の2分、左サイドからMF中山克広がクロスを入れこぼれ球をMF稲垣祥が左足を振り抜くと、相手DFにも当たりながらネット揺らした。しかし同33分、自陣左サイドを崩されると最後はMF山田雄士のシュートがネット右隅に吸い込まれた。

 後半に入ると5分、右サイドを崩され最後はDFジエゴのクロスをFW細谷真大に合わせられ逆転を許した。名古屋は負傷から復帰したFW山岸祐也が途中出場で復帰すると、強烈なシュートがバーに直撃する場面も。しかし同点に追い付くことができずに1-2で敗れた。

 試合後の会見で長谷川監督は「現状苦しい状況ですが、ここを脱するにはやれていることを続けていくことが勝ち点につながると思っている。もっともっと強い気持ちで戦わなければいけない」と語った。

 失点シーンには「1失点目では球際で細谷に持っていかれた。気持ち1つで防げることもある。2点目も最後のところでスプリントかけていれば間に合った可能性もあるそういうディティールは選手に話していきたい」と振り返った。リーグワーストの23失点と守備が崩壊している現状だが、どう立て直すのか注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi)

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