ヘント久保がプレーオフで値千金の決勝弾! 地元紙絶賛「守備のミスに乗じてゴールを陥れた」

PO敵地シャルルロワ戦に先発フル出場 強烈な低弾道シュートでニアサイドを打ち抜く

 ヘントの日本代表FW久保裕也は現地時間17日の優勝プレーオフ(PO)第3節敵地シャルルロワ戦に先発フル出場し、前半23分に値千金の決勝ゴールを決めてチームを1-0勝利へと導いた。チームは2試合ぶりの白星を手にしてプレーオフ2位に浮上している。

 4-2-3-1システムのトップ下で出場した久保は、前半23分に大仕事をやってのけた。ロングフィードに対してヘントFWクリバリーが競り、そのこぼれ球に久保が素早く反応。ボールを持って縦に強引に突き進むなか、対峙した相手DFが足を伸ばすもボールがすり抜ける形で流れてペナルティーエリアに侵入し、そのまま左足を一閃。強烈な低弾道シュートで左ポストと相手GKの間のニアサイドを打ち抜き、先制弾を叩き込んだ。

 地元ベルギー紙「7sur7」は「久保の左足からゴールが生まれた。この日本人は相手の守備のミスに上手く乗じてゴールを陥れた」と絶賛。相手の対応ミスにも助けられた感はあったものの、そのチャンスを逃さずにゴールを決めた久保の老獪さを高く評価した。

 後半に入ると猛攻に打って出たシャルルロワに攻め込まれる場面もあったが、最終的に久保の虎の子の1点を守り切ってヘントが完封勝利。優勝プレーオフ2位に浮上したヘントは、首位アンデルレヒトを勝ち点差6で追走している。

 久保は、3月12日の第30節メヘレン戦(3-0)で見せた“4人抜きゴール”以来、3試合ぶりのゴールを決めた。1月にヘント加入以降、リーグ戦とプレーオフを併せて10試合6得点と好調をキープしている。日本代表の試合から戻り一時鳴りを潜めていたが、再び勢いを取り戻しつつあり、このままゴール量産体制に入るのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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