3年ぶりの大阪ダービーは終盤にドラマ! 杉本が2得点と活躍も、倉田が劇的同点弾
藤春のゴールでG大阪が先制、C大阪が逆転に成功するも…
3年ぶりの開催となった大阪ダービーは終盤にドラマが待っていた。J1第7節のセレッソ大阪対ガンバ大阪の一戦は2-2の痛み分けに終わっている。
リーグ3連勝と勢いに乗るC大阪、前節とACLで公式戦連敗のG大阪が激突した一戦は、前半ともに攻め手を見いだせないまま0-0で後半へ突入した。試合が動いたのは後半12分だった。
G大阪が右サイドでスローインを入れると、FW長沢駿が頭でそらせ、MF堂安律が胸でボールを落とし、MF倉田秋が左へパス。スペースにトップスピードで走り込んだDF藤春廣輝が左足で蹴り込み、今季初ゴールとなる一撃でG大阪が先制に成功する。
一方のC大阪は、後半23分に負傷離脱していた日本代表MF清武弘嗣を投入。3月18日の鳥栖戦以来の復帰に会場の期待が一気に高まると、直後の同26分には左サイドでボールを持ったDF丸橋祐介が相手エリア付近で待ち構えるFW杉本健勇にパス。これを反転しながらトラップして前を向くと、そのままゴール前に侵入して右足を一閃。杉本の今季初ゴールで、ホームのC大阪がすぐさま同点に追いついた。
その後は一進一退の攻防が続いたものの、終盤にドラマが待っていた。後半41分、左サイドでボールを持ったMFソウザのクロスに杉本がヘディングシュート。この日2点目となる一撃でC大阪が逆転に成功した。
このままC大阪が逃げ切るかに思われたが、後半45+3分の土壇場でG大阪が猛攻を仕掛けると、左CKのこぼれ球から倉田が倒れ込みながらもボレーシュートを叩き込み、劇的同点弾で試合は2-2のまま終了した。
C大阪のリーグ連勝は3で止まり、一方のG大阪は公式戦3連敗を逃れる形となり、ともに勝ち点1を分け合う大阪ダービーとなった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images