【アギーレ監督会見】逆境にも動揺見せず戦った代表イレブンを称える
「非常に難しいゲームでした」
日本代表が16日のアジアカップ1次リーグ第2戦イラク戦(ブリスベン・スタジアム)で1-0の勝利を挙げ、勝ち点を6に伸ばした。グループD首位をキープしたハビエル・アギーレ監督は試合後の記者会見で、「攻撃のリズムが良くなったと思う」と手応えを口にした。イラク戦の前にはスペイン地元紙が、指揮官がスペイン1部のレアル・サラゴサ監督時代に関与されたとされる八百長問題の続報を報道。スペインの裁判所が検察当局の告発を受理したと報じた。それでも、この日、選手たちは動揺を見せずにイラクに勝ち切り、アギーレ監督も代表イレブンを称えた。
――試合の感想は?
「非常に難しいゲームでした。イラクチームが良かったと思います。我々は早く侵入することができませんでした。2、3回、点差を開くチャンスはありましたが、それを決めることができませんでした。でも、勝ち点3を取ることができ、けが人が出なかったことが良かったと思います」
――日本はたくさんのクロスを上げましたが、そこから点を取ることができなかった。クロスの精度は向上したか?
「パレスチナ戦と比較しますと、クロスのところは良くなったと思います。オカ(岡崎慎司)のチャンスを2回、ケイスケ(本田圭佑)のチャンスなど、決定機は作ることができたと思います。クロスの本数は減ったと思いますが、質は上がったと思いました」
――初戦のパレスチナ戦からの改善点は?
「攻撃のリズムが良くなったと思います。1タッチ2タッチの非常に効果的なプレーもできましたし。前半は両チームとも攻撃を仕掛けてましたが、後半に入ってイラクの足が止まってずっと日本がボールを持っているという状況になりました」
――PKでゴールを決めた本田のパフォーマンスは?
「本田選手は日本にとって非常に重要な選手だが、1人でタイトルを勝ち取った選手を私は見たことがありません。本日も非常にいい仕事をして周りを持ち上げていましたけど、チームとして戦っています」