「レディ・エッシェンがやってきた」 破産のイタリア3部コモを元ガーナ代表MFの妻が2000万円で買収

破産手続きのクラブをアクザさんがオークションで落札

 先日インドネシアのプルシブ・バンドゥンへ移籍が決定した元ガーナ代表MFマイケル・エッシェンの妻がイタリアの3部相当レガ・プロに所属するコモの経営権を買い取ったと発表された。

 かつてセリエAに所属したコモは財政難から破産手続きに入り、クラブの経営権がオークションに出されていた。そこでエッシェンの妻である、アクザ・プニ・エッシェン氏が仲介者を通じて17万ユーロ(約2000万円)を支払って経営権を買い取ったとしている。これにより、コモは「レディ・エッシェン」がやってきたとして、クラブのオーナーが変わったことを正式に発表した。

 イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では、このオークションでの落札にはクラブのトレーニングセンターなどの付帯設備の権利は付いていないとされているため、実際には額面以上の投資が必要だと見込まれる。

 インテルのエリック・トヒル会長が掌握するインドネシアのクラブに、元ガーナ代表の実力者が単身赴任している間に、コモ湖を観光資源としたイタリアのミラノ近郊のリゾート地にある小クラブの経営権を妻が買い取った。サッカー界で話題を呼んでいる夫婦だが、夫がキャリアの最後に妻が経営するクラブでプレーするということもあるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

 

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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