「インチキくさい」「奇妙」と大炎上のロナウド銅像作者が怒りの反論 「彼は気に入っているんだ」

マデイラ空港の改名式典でお披露目後、大騒動に

 レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、生まれ故郷であるマデイラ島の空港が「クリスティアーノ・ロナウド空港」と改名された。式典ではCR7の銅像が設立されたが、衝撃的なクオリティーの低さから全世界が「インチキくさい」「奇妙」と酷評される中、銅像の製作者が怒りの反論を繰り広げている。ポルトガルのラジオ局「ラジオ・レナセンサ」が報じている。

 29日に行われた空港の改名式典ではロナウド、そして母親のマリア・アベイロさんらが出席したが主役はを奪ったのは、お披露目された銅像だった。トレードマークの短髪こそ後逸だが、ロナウドの端正な顔立ちからは想像できない奇妙な表情だった。目元からは尋常ならざる狂気すら漂わせ、あまりのクオリティーの低さに英公共放送「BBC」も「奇妙なロナウド像が空港改名イベントに影を落とす」と異例の特集。「インチキくさい」などいう酷評がメディアで溢れかえった。ネットを中心に衝撃のロナウド像のコラージュ画像が出回るなど、明らかに違う方向で盛り上がりを見せている。

 この状況に傷ついたのか、芸術家のエマヌエル・サントス氏は製作プロセスの裏側を明かさざるを得なくなったようだ。

 「クリスティアーノは彼の兄弟から送られた(銅像の)写真を見たんだ。彼が送ったメッセージは、彼が気に入っているということ」とロナウド自身からはOKをもらったと言い張っている。サントス氏はこう続けている。

「彼からの要求はウインク時の笑顔を少し変えてほしいとのことで、若く見えるように表情を柔らかくするため、しわを少しだけ変更するように、とのことだったよ。彼が認めてくれたので、そのまま進めようと思ったんだ」

 ネット上での批判についても「私は立ち止まっている時間がないし、何を言われているかチェックする時間はない。彫刻は彫刻であって、複製は写真のコピーのようにはならない」と強気の姿勢を崩していない。確かに式典ではロナウドは銅像発表時に満面の笑みを浮かべており、本人は出来栄えに満足しているのかもしれない。

 製作者が出来栄えに胸を張る衝撃のロナウド像は永遠に空港に飾られるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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