“主将”吉田、ミス連発の試合内容に苦言も勝利の意義を強調 「結果は歴史に残っていく」

CKからダメ押しの4点目も「自分たちで苦しい立場に追い込んだ」

 負傷離脱のMF長谷部誠から2試合連続でキャプテンマークを受け継いだDF吉田麻也は、大量得点差での勝利にも全く浮かれることなく話した。28日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、本拠地タイ戦を日本代表は4-0で制し、吉田もCKから1点を挙げたが「自分たちで自分たちを苦しい立場に追い込むミスがあまりにも多く、リズムを相手に渡してしまった」と振り返った。

 23日に敵地でUAEを下して臨んだ最下位タイ戦は、戦前からメンタル面での緩みが最大の敵だとされていた。そうした懸念を払拭するように、前半19分までに2点をリードする展開に持ち込んだが、そうなったことが“最大の敵”による苦戦を招いてしまった。日本は最終ラインからのビルドアップでミスを多発し、タイに危険な攻撃を何度も許した。吉田の体を張ったシュートブロックや、GK川島永嗣のファインセーブで難を逃れたものの、手放しで褒められる内容ではなかった。

「内容はハッキリ言って課題が多かったが、勝つというのは大きいこと。予選は良い時も悪い時もあるので、勝ち点を積み上げるのが大事。それは良かったが、まだまだ課題がある。自分たちで自分たちを苦しい立場に追い込むミスがあまりにも多く、リズムを相手に渡してしまった感は否めない」

 

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