FIFAがメッシに4試合の出場停止処分 副審への暴言に厳罰、アルゼンチン代表に衝撃走る

チリ戦での振る舞いを問題視、112万円の罰金処分も科される

 アルゼンチン代表のエースFWリオネル・メッシ(バルセロナ)に対して、FIFAが厳罰を与えた。ロシア・ワールドカップ南米予選第13節のチリ戦で審判団に対して暴言を吐いたとされた問題で、メッシに対して同28日のボリビア戦から計4試合の出場停止処分などを科すことを、FIFA公式サイトが発表している。

 同サイトによると、メッシは自らがPKを決めて1-0と勝利したチリとの試合後、副審に対して侮辱的な言動があったという。これによってメッシには、直近のボリビア戦を含めた4試合の出場停止処分ならびに1万スイスフラン(約112万円)の罰金処分が科されることが決定した。

 アルゼンチンは第13節を終えた南米予選で3位につけるものの、W杯出場権獲得圏外となる6位チリとは勝ち点差わずか2と、予断を許さない状況となっている。メッシは昨夏のコパ・アメリカ・センテナリオ後に一度は代表引退をほのめかしたものの、母国のW杯予選突破危機を前に再びセレステ・イ・ブランコ(水色と白)のユニフォームに袖を通す決断を下し、チームを勝利に導いてきた。

 しかし今回の裁定によって、ボリビア戦、8月31日の敵地ウルグアイ戦、9月5日の本拠地ベネズエラ戦、10月5日のホームでのペルー戦に出場できなくなってしまった。世界最強のナンバー10を欠くことになるアルゼンチンは、未曽有の危機を迎えることになる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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