冨安健洋の放出を「全く望んでいない」 名門からの“移籍噂”も現地記者が将来に見解

怪我から復帰をした冨安健洋【写真:Getty Images】
怪我から復帰をした冨安健洋【写真:Getty Images】

冨安に言及、アーセナルは「選手が足りなくなってしまうような事態は避けたいところ」

 イングランド1部アーセナルのDF冨安健洋は度重なる負傷に苦しみ出場機会が限られ、去就に関する噂も後を絶たないが、現地ジャーナリストはクラブがこの日本代表DFを手放す可能性は低いと感じているようだ。英メディア「Arsenal Insider」が報じた。

 冨安は今年7月に膝の負傷で戦線離脱となり、米国へのツアーなどプレシーズンマッチを全て欠場。開幕後も復帰に時間がかかり、10月5日のプレミアリーグ第7節サウサンプトン戦(3-1)でようやく今季初出場を果たした。

 離脱期間中にはイタリアのクラブが獲得に関心を示しているという噂が報じられるなど去就に関する話題が注目を集めていた。また、先日には英メディアでスペイン1部レアル・マドリードの獲得候補として名前が挙がっていた。

 そんな冨安だが、ミケル・アルテタ監督からの信頼は厚く、今年3月に2026年までの契約延長(1年延長オプションを含む)をしたばかりということも考えれば、すぐに移籍する可能性は低いか。ジャーナリストのグレア・ベイリー氏もアーセナルが冨安をすぐに手放すことはしないだろうとの見解を示していた。

「私が聞いている話では、冨安が1月に出ていくことはないだろう。アーセナルにとってシーズンの追い込みに向けて、選手が足りなくなってしまうような事態は避けたいところ。(冨安の放出は)全く望んでいないことだろう。長期的に見れば、いつか手放すことはあるかもしれないが、彼らは冨安を気に入っている」

 イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリの加入や、昨季シーズンの大半を棒に振ったオランダ代表DFユリエン・ティンバーの復帰で最終ラインは厚みを増したアーセナルだが、複数のポジションをハイレベルでこなせる冨安は必要な戦力であることは間違いない。海外クラブから関心を寄せられているとしても、ロンドンからすぐに離れる可能性は低いと考えられているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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