17歳新星に漂う「俺が決める」オーラ 日本代表OBが太鼓判「外国人のストライカーみたい」
鹿島FW徳田誉の活躍が話題
今シーズンのJリーグもいよいよ終盤を向けている。4位に位置する鹿島アントラーズでは、FW徳田誉の活躍が話題になった。スポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFootball Time」で、元日本代表DF内田篤人氏と元日本代表DF安田理大氏が、17歳のプレーを称賛した。
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徳田は9月14日に行われたJ1リーグ第30節サンフレッチェ広島戦(2-2)で、同点ゴールを決めてチームに勝ち点1をもたらした。小学生年代から鹿島の下部組織に在籍し、ジュニアユース、ユースと昇格。今年1月には2025年のトップチーム昇格が発表されていた。
広島戦のゴールがJ1初ゴールだった徳田は、鹿島のクラブ最年少ゴールを17歳209日に更新した。元日本代表DF佐々木翔を背負いながら、反転してシュートを決めた徳田について、安田氏は「外国人のストライカーみたい」と言うと、そのシーンを見ながら内田氏も「左手で抑えているのが上手い」と、ターンの際の腕の使い方を称えた。そして内田氏は「ここからさらに垢抜けたら、人気出るんじゃないですか。身体がしっかりしているから」と、期待を寄せた。
さらに内田氏は、このゴール時のボールの置き方に着目。「周りを使うっていうよりも『俺が決める』っていうボールの置きどころ。普通、ボールを置くっていうよりも、打てるところにボールをトラップして外しにかかるんだけれど、しっかり止めて身体と左腕でブロックしている。それが強さなんだよな」と、分析した。
安田氏も「17歳で、あそこで自分で打ち抜くのがいい。最初からイメージがあったと思うし、勢いが若さなのか、ストライカーとしての貪欲さか分からないですけど、あそこで自分でシュートに持っていくのはFWらしくていい。(ペナルティーエリアへの)入り方も良かった。最初からボックスにいる選手もいるけれど、ちょっと遅れて入ってきているから、最初からDFとしては身体に当てられへん。点を取れそうなポジションを知っているなという感じです」と、ボールを持った時と持つ前の動きを絶賛した。
元日本代表DFも絶賛する素晴らしいゴールを決めた徳田だが、内田氏は「佐々木選手はこの強さがあることを分かっていたら、もうちょっとガッツリいっていたと思います。でも、思ったよりも背負い方が強かった。たぶん、もう一回対戦するとなると、佐々木選手は対策する。もう少し距離をとるのか、もう少し本気で行くか分からないけれど、この1点はサプライズじゃないけど、半分はもらえた感があると思う。ここから彼が研究されたらどうなるか。17歳で鹿島で試合に出る時点でいい選手なので、これから。ここまでも凄いことだけど、ここから何点稼げるかが彼の本当の能力だと思う」と、初ゴールを挙げて注目されたあとのパフォーマンスが重要であると指摘した。
(FOOTBALL ZONE編集部)