膝負傷の長谷部、代表チーム合流から1日後に離脱決定 代役招集なしとJFAが正式発表

今回の最終予選全5試合に出場していた長谷部、負傷によりUAE戦とタイ戦欠場へ

 日本サッカー協会(JFA)は20日、フランクフルトの日本代表MF長谷部誠が怪我のためにチームから離脱することを正式発表した。日本代表は23日にロシア・ワールドカップアジア最終予選の敵地UAE戦、28日に本拠地タイ戦を控えるが、長谷部に代わる選手の招集はないとしている。

 長谷部は11日の敵地バイエルン・ミュンヘン戦(0-3)で、ドイツ代表FWトーマス・ミュラーのループシュートをクリアした際、ゴールポストに激突し負傷交代。左膝を負傷した長谷部は試合会場から病院に急行して6針の縫合処置を受けたなか、本人はインスタグラムで「大した事はない」と軽傷をアピールしていた。

 フランクフルトのニコ・コバチ監督は長谷部の内視鏡検査を明言し、独紙「ビルト」は「火曜日(21日)に彼は日本に出発し、手術が行われることになる」として、半月板損傷で今季絶望のシナリオも伝えていた。そうしたなか、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は代表キャプテンの長谷部を強行招集。長谷部は怪我を抱えたまま19日夜にUAE入りするも、翌日にはチームから離脱が決まった。

 日本代表の手倉森誠コーチが「追加招集はしない」とすでに明かしていた通り、長谷部の代役は招集せず、招集組のなかで穴埋めをする形となる。今回の最終予選5試合に全て出場していた代表キャプテンが欠場するなか、チームは最終予選初戦で1-2と本拠地で敗れたUAEとの大一番を迎える。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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