ソシエダ不振で…リバプール移籍説再燃? 115億円MFへ「オファーは確実に現れる」
ソシエダMFスビメンディ獲りにリバプール再び関心? 去就動向に海外注目
イングランド1部リバプールは、今夏の移籍市場でスペイン1部レアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディの補強に動いた。移籍は一時、確実視されていたが、最終的にスビメンディは下部組織時代から育ったクラブに残留することを選択。しかし、ソシエダの不振に加え、契約条件アップのオファーがないことから、イングランドではスビメンディが移籍しなかったことを後悔しているという報道も。スペインメディア「Estadio Deportivo」では去就動向に触れられるなど、再び去就動向への関心が浮上している。
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アルネ・スロット新監督を迎えたリバプールは、昨夏に続いて中盤の底の選手の補強に動いていた。EURO2024優勝メンバーとなったスビメンディの補強を目指し、契約解除金をクラブに支払い、選手にも給料を現在の3倍にするオファーを提示したが、スビメンディは残留を選択。しかし、ソシエダはシーズン開幕6試合で1勝1分4敗と大不振に陥っている。さらにクラブから契約更新のオファーもないことに嫌気がさし、スビメンディは冬の移籍市場で再びリバプールからオファーが届けば、これを受け入れる考えに変わったという報道が、イングランド国内で報じられた。
昨季、公式戦45試合で4得点1アシストを記録したスビメンディは、EUROでも4試合に出場して決勝のイングランド戦では大活躍を見せ、スペイン代表の優勝にも貢献した。ソシエダのジョキン・アペリバイ会長は「スビメンディと契約交渉の話はしていない。今も、これまでもだ。彼が我々に条件を提示したこともない。彼は今のチーム状況を知っており、すでに主力が何人か抜けることを理解して、ソシエダに残るべきだと理解してくれた。彼は契約更新を条件に挙げなかったし、私たちはそのことについて話もしていない。彼との会話は短く、早いものだった」と、状況を説明したという。
スビメンディとソシエダの契約は2027年まで残っていることから、ソシエダとの契約が短期間で変わる可能性は低いと見られている。移籍金6000万ポンド(約115億円)も変わらないため、「Estadio Deportivo」は「次の夏に何が起こるかを見ないといけない。スビメンディが現在のハイレベルなパフォーマンスを維持していれば、オファーは確実に現れるだろう」と、遅くとも次の夏には動きがあると予想している。
なお、冬の移籍市場でのリバプール行きには、英国内でも疑問視する向きがあるようだ。リバプール専門メディア「Liverpool Echo」は6人の番記者の意見を紹介。リバプールが6番の選手を求めていることを認めつつも、イアン・ドイル氏は「スビメンディはリバプールを難しい状況に追いやっただけでなく、残留を選択してある種の恥もかかせた。これは7年前、ファン・ダイクが移籍を望んだがサウサンプトンに阻止されて半年後の1月に移籍したケースとは大きく異なる。移籍はタイミングがすべてであったりするが、スビメンディのリバプール行きの可能性は消えた」と、自身の考えを綴っている。
その一方で、ジェーク・ストークス記者のように「いずれリバプールは若いボールを持てる中盤の選手を補強する必要が出てくる。リバプールはライバルが投資する前に、再び1月にまとまらなかった交渉をまとめるべきだ」と、スビメンディの補強を実現するべきという意見もある。
1月の移籍市場が開くまで、各クラブの状況が変わるだけの時間は十分にあるが、リバプールとスビメンディをつなぐ報道は、まだまだ続きそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)