久保建英ら奮闘も…泥沼6戦4敗 衝撃のわずか1勝、海外断罪した「不本意な成績」
低調ソシエダ、2010年の昇格以来“最悪のスタート”に現地注目
日本代表MF久保建英が所属するスペイン1部レアル・ソシエダは現地時間9月17日にラ・リーガ第6節でマジョルカと対戦し、0-1で敗れた。今季開幕6試合で4敗(1勝1分)と泥沼にハマり、2010年の昇格以来“最悪のスタート”に苦しんでいる。
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ソシエダは近年リーガで常に上位争いに加わり、2022-23シーズンには4位でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得し、昨季はそのCLでベスト16入りを果たすなど躍進してきた。
しかし、今夏にはMFミケル・メリーノ(→アーセナル)とDFロビン・ル・ノルマン(→アトレティコ・マドリード)と2人の主力選手がビッグクラブに引き抜かれた。久保やMFマルティン・スビメンディなど実力十分のタレントは残ったが、DFアマリ・トラオレやMFブライス・メンデスやFWミケル・オヤルサバルなどが負傷離脱するアクシデントにも見舞われ、開幕から低調な戦いが続く。
開幕6試合で挙げた勝利は久保が決勝点を決めた第2節の敵地エスパニョール戦(1-0)のみで、獲得可能だった18ポイントのうち4ポイントしか手にしていない。スペイン紙「マルカ」によれば、6試合で勝点4は2018年に就任したイマノル・アルグアシル監督体制におけるワースト記録というだけでなく、2010年の1部昇格以来でも最悪の成績となる。
毎年のようにビッグクラブに選手を引き抜かれている一方で、着実に補強も続けており、現在のスカッドにかけた金額は1億ユーロ(約159億円)にも上るとされ、それでいてこの現状では現地メディアからの厳しい批判は免れない。
スペイン紙「AS」は「彼らはまだプレシーズンのようで、レアル・マドリード(0-2)との試合を除けば全くいいプレーができていない」と指摘し、「これは不本意な成績であるだけでなく、予算と野望を持ったチームにとっては明らかに不十分だ」としていた。イマノル監督率いる“ラ・レアル”はこの窮地から脱することはできるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)