「戦争の日々はもうたくさんだ」 平和を愛するメッシがシリア内戦終焉を願いメッセージ
2010年かユニセフ親善大使を務めるメッシ、自身のFacebookで思いを発信
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、ピッチ上で相手守備陣を震え上がらせる決定力で絶対的な存在感を発揮するが、ピッチを離れれば平和を愛する青年で知られている。自身のFacebookアカウント上で、勃発から6年経つシリア内戦の終焉、そして子供たちの保護を願うメッセージを発信している。
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政府軍と反体制派組織による武力衝突となったシリア内戦は2011年3月15日に勃発。2つの組織だけでなくIS(イスラム国)も勢力を拡大するなど情勢は混迷を極めている。国内の政情不安によって、ロシア・ワールドカップ2次予選で日本と同組となったシリアはホームでの試合を中立地で行なわざるを得ないなど、サッカーにも少なからず影響を及ぼしている。
混迷を極める同地の状況に、メッシはスペイン語と英語で以下のメッセージを発信している。
「戦争の日々はもうたくさんだ。シリアにいる子供たちは6年間にもわたる紛争で、暴力と残虐な行為の人質になっている。ユニセフの親善大使を務める自分にとって、心が打ちひしがれる思いだ。戦争を終結するために、ユニセフに皆さんの言葉をいただきたい」
メッシは2010年からユニセフの親善大使を務めており、平和を願う気持ちは人一倍強い。16年にはアフガニスタンでビニール袋をアルゼンチン代表のユニフォームに見立ててサッカーに励む少年に対してサイン入りユニフォームをプレゼントし、カタールで行われたバルサの親善試合にも招待したエピソードを持つ。心優しきナンバー10の平和を願う思いは、今度も国境を越えて届くだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images