CL史上初の大逆転負けでPSGに非難殺到 仏紙は監督の指示を疑問視 「私は君たちより…」

エメリ監督が0-2で迎えたハーフタイムに選手にかけた言葉が槍玉に…

 現地時間8日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第2戦、バルセロナ対パリ・サンジェルマン(PSG)はバルサの終了間際のゴールラッシュにより6-1で勝利。2戦合計スコアを6-5とし、第1戦での4点差をひっくり返す劇的な展開となった。バルサの引き立て役になってしまったPSGにはフランス国内で批判が集中しており、地元紙「レキップ」はウナイ・エメリ監督のハーフタイム中の声かけにも疑問が残ったと糾弾している。

 PSGは第1戦、エメリ監督が授けた果敢なプレスと鋭いショートカウンターを中心とした戦略により、4得点を奪取。「MSNトリオ」も機能不全に陥らせ、勝ち抜けをほぼ手中にしたはずだった。しかし第2戦では一転、6失点。バルサにとっては奇跡だったが、PSGには悪夢以外の何物でもなかった。

 傷心のPSGイレブンはパリへの帰途後、ファンから車を襲撃されるなど批判の矢面に立たされているが、指揮官も同じようだ。特に槍玉に挙げられているのが、ハーフタイム中、選手たちに送ったメッセージだったという。試合前には「ファーストレグが驚きではなかったことを証明しよう! 我々はヨーロッパ最強のチームに対しても戦いきることができる」と威勢の良いコメントを発したものの、0-2とされて迎えたハーフタイムには焦りの色が見て取れた。

「俺の言うことを聞いてくれ! 俺は現役時代、2部リーグよりも上のカテゴリでプレーいたことはなかった、でも、私は君たちよりも数多くの経験をしてきている。だから君たちは、俺の言ったことに耳を傾けるべきだ」

 

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