レアルがセビージャ敏腕GMの招聘を検討か 世界屈指の財力に“目利き”を加え最強軍団を形成へ

数々の才能を見出し高値で売却したモンチ氏の引き抜きを、“白い巨人”が画策

 レアル・マドリードは近年、フロレンティーノ・ペレス会長の豪腕によって世界屈指のスーパースターを獲得し“銀河系軍団”を形成してきた。だが、ここにきてサッカー界屈指の“目利き”として知られる敏腕GMを招聘する可能性が高まっている。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。

 レアルは2000年からセビージャの強化責任者を務めているモンチGMの招聘に動き始めたという。今季開幕前にバルセロナやパリ・サンジェルマンがモンチ獲りに動いたが、選手に匹敵する違約金1000万ユーロ(約12億円)が足かせとなり実現しなかった。現在ASローマが獲得を検討するなか、“白い巨人”もモンチGMをターゲットにしたという。

 圧倒的なスカウト網から世界各国の逸材を獲得してきたモンチ氏は、目利きであり買い物上手でもある。移籍金ゼロ、もしくは格安の移籍金で選手を獲得し、開花させては大金で売り払ってきた。

 最大の儲けは2002年にブラジルのバイーアから55万ユーロ(約6600万円)で獲得したブラジル代表DFダニエウ・アウベスを、2008年に4200万ユーロ(約50億円)でバルセロナに放出した。実に76倍の高値で売りさばいたことになるが、これはほんの一例にすぎない。

 敏腕GMがレアルに加われば、世界最強のブランド力と財力を誇る“白い巨人”は無敵の存在になるかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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