3戦1失点の堅守も光り、開幕3連勝を狙った横浜FMを破る

　J1第3節が10日各地で行われ、カシマサッカースタジアムでは昨季王者の鹿島アントラーズと開幕2連勝中の横浜F・マリノスが対戦。金曜日のナイトゲームに行われた一戦は、FW鈴木優磨のヘディング弾によりホームの鹿島が1-0で勝利した。

　ホームの鹿島は、日本代表FW金崎夢生を中心とした攻撃でチャンスを作り出す。守備でも、ピンチの場面では今季新加入のMFレオ・シルバのカバーリングが冴え渡り、試合の主導権を握った。

　前半を0-0で折り返し、後半も一進一退の展開が続いた。後半8分には鹿島DF山本脩斗の落としを受けた金崎が左足で強烈なボレーシュートを放ったが、左ポストを直撃した。

　横浜FMは同14分にFW伊藤翔に代えて2戦連発中のFWウーゴ・ヴィエイラ、鹿島はFWペドロ・ジュニオールを下げてFW鈴木優磨を同26分にピッチへ送り込み、互いに切り札を起用した。そして、結果を残したのは鹿島の背番号9だった。

　同38分、MF遠藤康からのパスを受けた右サイドバックのDF伊東幸敏のクロスを鈴木がヘディングシュートで押し込んだ。鹿島にとって今季本拠地でのリーグ戦初ゴールが決勝点となり、2連勝となった。

　鹿島は3試合で1失点の堅守も光り、好調の横浜FMを撃破しリーグ戦のホームゲームで今季初勝利。開幕2連勝で首位に立っていた横浜FMはディフェンディングチャンピオンを相手に今季初黒星となった。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images