バイエルンに災難「大失敗の親善試合」 リーグ奪還へ窮地…4部相手に「祝うべきことがなかった」
バイエルン伊藤がプレシーズンで中足骨の骨折
ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンは昨季、シャビ・アロンソ監督率いるレバークーゼンに王座を明け渡し、ブンデスリーガ連覇が「11」でストップした。ヴァンサン・コンパニ監督を迎え新たにスタートしたが、プレシーズンにいきなり災難に見舞われている。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
バイエルンは現地時間7月28日に、ドイツ4部相当のFCデューレンとテストマッチを行った。欧州選手権(EURO)に参加していたドイツ代表組やイングランド代表FWハリー・ケインなど主力選手が不在のなかで迎えた試合は、コンパニ監督体制で2試合目のテストマッチだった。
この試合、今夏の移籍市場でのクラブ第1号補強となった日本代表DF伊藤洋輝が初先発を飾ったが、25歳のレフティーは相手選手のタックルを受けて負傷交代。試合後の検査で中足骨の骨折が明らかとなり、伊藤は数週間の離脱が決まった。
伊藤はこれから定位置奪取に向けたさらなるアピールが求められているなかで痛恨の戦線離脱となる。特に守備陣では伊藤に続く新戦力の補強が進んでいないなかでのアクシデントだけに、クラブの補強プランにも影響を及ぼす可能性は高い。
ドイツ紙「EXPRESS」は伊藤の負傷という大きなトピックを受けて、デューレン戦について「大失敗のテストマッチ。地域リーグのチームがバイエルンを窮地に陥れる。新戦力が骨折」と報じていた。試合のあった28日はケインの誕生日だったが、そのケインが不在だったことも重なり「31歳のケインの誕生日に行われたコンパニ新監督の2試合目、バイエルンには何も祝うべきことがなかった」とその悲運さが強調されていた。
タイトル奪還を目指すバイエルンだが、新シーズンに向けた船出を飾ることはできなかったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)