移籍直後のF・トーレスがRマドリード戦で先発へ シメオネ監督が明言

 

Aマドリード復帰のトーレスがいきなり先発

 

 アトレチコ・マドリードにACミランからの期限付き移籍で復帰した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが7日、国王杯16強レアル・マドリードとのダービー戦で先発することが分かった。ディエゴ・シメオネ監督が6日の公式記者会見で語ったもの。クラブの公式サイトでも報じている。

「トーレスはミランでトレーニングを積んでいた。今季すでにリーグ戦10試合プレーしている。ここでも数日プレーしているので、明日は先発するだろう。もしも、相手DFを破れるほどの強さがないと私がみなしているのなら、彼に頼るようなことはしないだろう。彼は我々のグループで違った個性を持っている。我々の攻撃を強化してくれるはず」

 アルゼンチン人の闘将は2007年以来となる復帰直後のエル・ニーニョ(神の子)をいきなりダービーの舞台に先発で送り込むことを明言している。

 アルゼンチン代表のボランチだったシメオネ監督自身も現役時代に2年間トーレスとプレーしている。

「彼が若い頃には最高の思い出があるよ。同じチームでプレーしていた時には仲も良かった。彼はアトレチコが最高の時期に戻ってきたんだ。4万5000人のファンが来た時には感動的だったよ」

 本拠地ビセンテ・カルデロンで行われたトーレスの顔見せにはサポーターが集結した。かつての英雄を歓迎する光景は指揮官の心をも打ったという。キャリアの再生を目指したミラノをわずか3か月で去ることになったトーレスはダービー戦で復活の一歩を踏みしめることができるのか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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