バルサが土壇場で奇跡の大逆転劇! PSGに6-1大勝、CL史上初の4点差をはね返して10季連続8強へ

試合終盤に待っていたゴールラッシュ

 後半に入って早々の3分、ペナルティーエリア左に侵入したネイマールが倒されたものの、主審は当初ファウルを取らなかった。しかし、ゴールライン担当審判がファウルを認め、PKに。これをメッシが成功させて3-0。バルサはついに、あと1点で同点という状況に持ち込んだ。

 その直後の7分、PSGが大チャンスを迎える。PKを献上したムニエが右サイドを突破すると、ゴール前でFWカバーニがスライディングで合わせる。しかしこの一撃はゴールポストに弾かれた。その後エメリ監督は、コンディションが万全ではないディ・マリアを投入し、得点を奪いにいく。

 そして同17分、PSGにとって大きなアウェーゴールが生まれる。クルザワが頭で落とすと、カバーニがダイレクトで強烈な一撃を叩き込む。これで2戦合計はPSGの5-3となったが、バルサはアウェーゴールを奪われたことによって、勝ち抜けにあと3点が必要な状況となった。

 攻めるしかなくなったバルサはカバーニに再び決定機を許したものの、GKテア=シュテーゲンの好セーブで命拾いする。

 そして、ここから奇跡の逆転劇へのゴールラッシュが始まる。同42分にはネイマールが左サイド45度の位置から鮮やかな直接FKを叩き込んでこの日4点目。同44分にはルイス・スアレスがPKを獲得し、今度はネイマールが決めて1点差に詰め寄った。

 提示されたアディショナルタイムは5分。そしてドラマは最後に待っていた。ネイマールの挙げたクロスに途中出場のDFセルジ・ロベルトがダイレクトで合わせて決勝点。CL史上初となる4点差をひっくり返す、歴史に残る大逆転劇を完遂し、10シーズン連続の8強進出を果たした。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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