なでしこJ、数的優位生かせずオランダに2-3敗戦 現体制初の国際大会6位「勝負どころに甘さがある」

攻め続けたなでしこだったが、最後に落とし穴

 その後も攻め込み続けたなでしこだったが、最後に落とし穴が待っていた。試合終了間際に最終ラインから中盤へのパスが中途半端になったところを奪われると、オランダのFWミーデマに持ち込まれて右サイド深くを破られた。強引に放った左足シュートは日本DFの足に当たってゴールに転がり込み、これが決勝ゴール。バイエルン・ミュンヘンでFW岩渕真奈と同僚の相手エースの勝負強さに屈し、2-3で敗れた。

 高倉監督体制になって初めて参加した国際大会は6位に終わった。スペイン、オランダといった女子サッカーでは新興勢力と呼べる国が台頭し、日本はその両国に敗戦。2019年の女子ワールドカップ、20年の東京五輪に向け、さらなる強化の必要性を認識する大会になった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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