なでしこJ、数的優位生かせずオランダに2-3敗戦 現体制初の国際大会6位「勝負どころに甘さがある」

立ち上がりからオランダのつなぎに対応できず、防戦一方となったなでしこジャパン

 なでしこジャパンは現地時間8日に行われたアルガルベカップの5位決定戦でオランダと対戦し2点を先行される展開から追いつくも、最後は10人の相手に決勝ゴールを許して2-3で敗れた。高倉麻子監督は「攻守ともに課題を持って取り組んでいるが、勝負どころに甘さがある」と厳しい言葉を残している。

 2015年の女子ワールドカップに初出場してから強化が著しいオランダは、男子代表と同じように両サイドのスピードあるウインガーを生かした4-3-3システムで攻め込んだ。立ち上がりから日本はオランダのロングレンジでのつなぎに対応できず、防戦一方になった。

 そうしたなかで、先制点はオランダだった。同13分、左CKがファーサイドに蹴り込まれたところ、飛び出したGK山下杏也加は目測を誤りボールに触れず。こぼれたところをMFデッカーに蹴り込まれ、1点ビハインドを背負った。

 さらに同18分、オランダの右サイドから一気に突破を許し、ペナルティーエリア内まで侵入を許すと、丁寧な中央へのパスをFWマルテンスに蹴り込まれて0-2とリードを広げられた。高倉監督は「相手のスピードと高さは分かっていたこと。そこでやられてしまったのは非常に悔しい」と、対応しきれなかったことを悔やんだ。

 

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