日本、韓国、北朝鮮、中国でW杯共同開催? 韓国サッカー協会会長「誘致したい」と意欲

4カ国でのW杯共同開催に向けて、チョン・モンギュ会長「まだ初期段階」

 韓国サッカー協会のチョン・モンギュ会長が2日、ソウルワールドカップ競技場内に新たに作られたフットボールファンタジウムの開館式に参加し、「まだ初期段階ですが、北朝鮮はもちろん、中国、日本と共同誘致を進める」と明かした。韓国スポーツ・芸能サイトの「ジョイニュース24」が報じている。

 ここでチョン・モンギュ会長は「最近、FIFAが2026、2030年ワールドカップ(W杯)を2~3カ国共同で招致する方向で決定した。南と北はもちろん、中国、日本が共に招致活動ができればと思う。W杯をまた招致してみたい」と話している。

 また、同サイトは「昨年1月に日本サッカー協会が、韓国、中国と共同招致の可能性を示唆したことと同じ意見」と指摘。そのうえでチョン・モンギュ会長は「今はまだ初期の議論の段階。それでも2030年にはW杯を招致したい」と語っている。

 果たして、この話はどこまで本当なのだろうか。近年、東アジア情勢はかなり緊迫化しているが、今後、W杯開催を通じて日本、韓国、北朝鮮、中国の東アジア4カ国が足並みを揃えることができれば、それはそれで大きな意義を持つのは間違いないだろう。この件に関して、今後の日本サッカー協会の動きにも注目が集まる。

【了】

キム・ミョンウ●文 text by Myung-wook Kim

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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