伊藤洋輝はドイツ闘将の「お気に入り」 バイエルンOB評価に現地注目「ファンを勇気づける」
バイエルンOBのマテウス氏も評価
日本代表DF伊藤洋輝は、現地時間6月13日にドイツ1部バイエルン・ミュンヘンへ完全移籍が決まった。名門クラブでの起用法や先発争いが焦点となるなか、“ドイツの闘将”の中では、伊藤はお気に入りのプレーヤーだという。ドイツメディア「op-online.de」が伝えた。
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伊藤は今季ブンデスリーガ2位と躍進したシュツットガルトで公式戦29試合に出場して2アシストを記録。左サイドバック(SB)とセンターバック(CB)に適応可能な万能戦士として評価を高め、3000万ユーロ(約50億円)でバイエルンへ完全移籍を果たした。
ドイツの移籍専門サイト「Transfermarkt」が掲載した来季陣容の先発予想イレブンでは韓国代表DFキム・ミンジェの名前はなく、最終ラインには伊藤のほか、ヨシュア・キミッヒ、アルフォンソ・デイビスの主力2枚、獲得が噂されるレバークーゼンのDFヨナタン・ターが並ぶ形になったほど期待されている。
解説者のヴォルフ・クリストフ・ファス氏はポッドキャスト『Der EM-Talk mit Sebastian Hellmann und 360Media』で、バイエルンOBでイタリア1部インテルなどでもプレーした“闘将”ローター・マテウス氏が伊藤を高く評価していると語ったという。
「伊藤の決断は多くの人々を驚かせた。ただ、彼はローター(マテウス)のお気に入りプレーヤーの1人だ。ずっと褒めていた。だから今、バイエルン・ミュンヘンでプレーすることになった」
ドイツメディア「op-online.de」は、「伊藤が本当にバイエルンでプレーするための資質を持っているかどうかを予測するのは難しい。競争は激しく、ライバルの名前も目立つからだ。ただ、伊藤は控えめでおとなしいが、強い精神力と意志の強さを持っている。マテウスの評価はバイエルンのファンを勇気づけるだろう」と補足していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)