伊藤のバイエルン加入で「日韓戦が勃発?」 韓国が危機感露わ「キム・ミンジェどうなる」
伊藤にバイエルン移籍の合意報道
ドイツ1部シュトゥットガルトの日本代表DF伊藤洋輝は、急転直下のバイエルン・ミュンヘン移籍がドイツ国内で大きく取り沙汰されている。そんななか、韓国メディアは「ポジション争いの日韓戦が勃発? 伊藤のバイエルン加入でキム・ミンジェはどうなる」「キム・ミンジェには良くないニュースだ」と、バイエルンに所属する韓国代表DFキム・ミンジェの立場が脅かされることを懸念している。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
2021年からシュトゥットガルトに加入した伊藤は不動のレギュラーとして確固たる地位を築いており、昨季はバイエルンをかわし、リーグ戦2位フィニッシュの立役者の1人となった。そんななか、移籍情報に特化した敏腕ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が、伊藤が急転直下でバイエルン移籍で合意に達し、メディカルチェックを受ける旨を公式Xで投稿。それに続き、ドイツの各メディアも伊藤のバイエルン移籍が決定的となったことをこぞって報じている。
そんななか、韓国メディア内では戦々恐々とした雰囲気が流れている。韓国紙「MKニュース」は「キム・ミンジェはポジション争いを避けられない」と見出しを打って報じると、韓国メディア「NATE」は「ポジション争いで日韓戦が勃発? 伊藤のバイエルン加入でキム・ミンジェはどうなる」と大々的に取り上げ、「キム・ミンジェには良くないニュースだ」と、バイエルンに所属するキム・ミンジェの立場が脅かされることを懸念していた。
昨季にナポリからアジア人歴代最高額となる5000万ユーロ(約78億円)でバイエルンに加入したキム・ミンジェだったが、不安定なパフォーマンスや失点に直結するミスが目立ち、無冠に終わったチームの戦犯として非難の的となっていた。韓国紙「東亜日報」は、伊藤の移籍金は3000万ユーロ(約51億円)になると伝えたうえで「伊藤は堅実な守備をするだけでなく、パス能力まで備えた逸材だ。CBだけでなく、左SB、守備的MFでこなせるマルチプレーヤーだ」と紹介している。
対人能力に長けたキム・ミンジェと伊藤はタイプが違うだけに、共存の糸口も十分に考えられるが、昨季の不本意な出来によって、バイエルンで居場所を失う可能性に韓国側は危機感を抱いている様子だった。