浦和の“10番”柏木がJ開幕戦で復活宣言! 「100%に近づく良いプレーを」と今季初出場に意欲

負傷によりゼロックス杯、ACL初戦を回避

 浦和レッズの日本代表MF柏木陽介が、25日のJ1開幕戦、敵地での横浜F・マリノス戦で今季初めて公式戦のピッチに立つ可能性が高まった。24日の前日練習で軽快な動きを見せた柏木は、「行けるところまでやりたい」と宣言している。

 1987年12月生まれの柏木にとって、今季は20代で迎えるラストシーズンになる。昨季は年間勝ち点1位になりながら、鹿島アントラーズとのチャンピオンシップ決勝で敗れて、最後のところで自身初のリーグタイトルを逃した。それだけに、年が明けてから2回に渡って沖縄県で実施されたトレーニングキャンプでは、今まで以上に体を追い込んだ。だからこそ、18日のゼロックス杯の前日練習で足を痛め、21日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)開幕戦と合わせた2試合への出場を見送ったのは痛恨だった。

「良いキャンプを送れてきたので正直、悔しいですよ。しっかりやっていると誰が見ても思うようなキャンプをやってきたと思っている分ね」

 柏木はここ数シーズン、浦和MF陣の絶対的な存在として休みのないシーズンを送ってきた。バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表からも声がかかり、個人として今まで以上の過密日程を戦うことを強いられた。それだけに、疲労感から来るちょっとした体の痛みは日常的なものになっていたが、今回シーズン開始からの2試合の出場を見送った決断は、「自分では成長だと思う」と話した。

 

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