日本人ファンに感激「サプライズだった」 ソシエダ監督が異国で感じた“衝撃”とは?
ソシエダは東京Vと対戦して2-0で勝利
日本代表MF久保建英が所属するスペイン1部レアル・ソシエダは5月29日、「JAPAN TOUR 2024」でJ1東京ヴェルディと対戦し、2-0で勝利を収めた。平日開催にもかかわらず、国立競技場には4万を超える大観衆が詰めかけた。ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督は「みなさんの愛を感じることができた」と日本のファンへの感謝を示していた。
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ソシエダは現地時間5月25日にラ・リーガ最終節を消化し、そこから中3日での試合。ベストメンバーではなかったものの、久保やMFブライス・メンデス、DFアルバロ・オドリオソラといった選手はスタメンに名を連ねた。対する東京VもJ1のシーズン真っただ中ということで若手メンバー主体のメンバー構成となった。
そのなかで注目の的となった久保はドリブル突破やスルーパスなどで随所に持ち味を発揮し、自身初の国立競技場でのパフォーマンスでスタジアムを大いに沸かせた。太もも裏を痛めた影響もあって、後半立ち上がりの3分で途中交代となったが、ピッチを去る際にも観客から大きな拍手が送られた。
試合はソシエダが前半終了間際にMFウルコ・ゴンザレスのミドルシュートで先制。後半アディショナルタイムには途中出場のMFアルセン・ザハリャンが追加点を奪い、2-0で勝利を収めた。
試合後の記者会見でイマノル監督は多くのファンが観戦に訪れたことを問われると、「本当にタケをみんなが快く受け入れてくれたように見えました。そしてタケに限らず、レアル・ソシエダというチームを日本の人たちが快く受け入れてくれたことを嬉しく思います。みなさんの愛を感じることができました」と感謝の言葉を口にした。
この日、国立競技場には4万150人が足を運んだ。東京Vや日本代表のファンはもちろんだが、ソシエダのユニフォームを着たファンの多さも目立った。イマノル監督は「プレーしていても、外を見てもレアル・ソシエダのユニフォームを着た人たちがたくさんいてサプライズでした。レアル・ソシエダのユニフォームを着た観客たちがたくさんいる中でプレーすることは本当に光栄なことでした」と語っており、日本のサッカーファンの熱に驚きを感じていたようだ。
(石川 遼 / Ryo Ishikawa)