ハットトリックを含む4得点に絡んだ南野が自画自賛 「個人の結果としてはパーフェクト」

南野は3ゴールに喜び爆発も…守備面は「細かいミスがある」と口にする意識の高さ

 レッドブル・ザルツブルク所属のFW南野拓実は6-1で快勝したオーストリア・ブンデスリーガ第22節の敵地SVリート戦に先発フル出場し、ハットトリックと1アシストで4得点に絡む活躍を披露。「個人の結果としてはパーフェクト」と自画自賛の充実ぶりを見せている。

 2試合ぶりの先発となった南野は1-1で迎えた前半23分に魅せた。右サイドでパスを受けルト、胸トラップから豪快に右足を振り抜いて勝ち越し弾。直後の同24分には左からの折り返しを左足で押し込んで2点目をゲットすると、さらに後半13分にもゴール前まで攻め上がって3点目を奪いハットトリックを達成した。「後半いい時間に一点取れたことが良かったと思う」と語った南野は、同26分にMFラドセビッチのゴールもアシストした。

 ザルツブルクは公式サイトで南野の喜びを伝えている。

 「チームとしては、今日は大事な試合でしたし、そこを勝つことを考えていました」とチームの今季最多ゴールでの勝利を喜んだ南野は、「個人の結果としてパーフェクトだと思いますけど、まだ監督が言っていたようにディフェンスのところとか、まだまだチームとして細かいミスがある。そこは修正するべきだと思う」と3ゴールに喜びを爆発させる一方で、守備面の課題を口にするなど意識の高さを見せつけた。

 今季11試合出場で9得点を決めている南野の驚異的な得点力について、ザルツブルクの公式ツイッターは「50分ごとに1ゴール。なんて男だ!」と称賛。地元紙「クリエール」電子版も「南野祭りだ」と報じるほど、一気に注目を集めている。

 パーフェクトな成果を手にした南野は首位ザルツブルクの後半戦の切り札として期待されている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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