「メッシは困惑し怒っていた」 土壇場PK弾でバルサ勝利も格下相手の辛勝に喜び示さず

バルサがレガネスに2-1と大苦戦 地元紙は“喜ばなかった”メッシに注目

 バルセロナは19日に本拠地レガネス戦に臨み、試合終了間際のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのPKで2-1と勝利を収めた。だが、リーグ17位という格下相手に決めたカンプ・ノウでの決勝弾に、メッシは喜びの表情を見せなかった。

 試合はメッシが動かした。前半4分、FWネイマールのスルーパスに左サイドを抜け出したFWルイス・スアレスが、右足アウトサイドキックでクロス。これをファーサイドに走りこんだメッシが右足で合わせて先制点を決めた。

 あっさりと先制したバルサに大勝ムードが漂ったが、UEFAチャンピオンズリーグ16強第1戦でパリ・サンジェルマンに0-4で敗れた痛手を引きずっていたようだ。その後は追加点を奪えず、逆にレガネスに決定的な場面を何度も作られてしまう。そして後半26分、GKからのパスを受けたDFセルジ・ロベルトが右サイドでボールを失い、同点に追いつかれてしまった。

 ドロー濃厚となった同45分、メッシが勝負を決めた。ネイマールが倒されて得たPKを、冷静にゴール左隅へと成功させたが、MFデニス・スアレスら同僚が次々と抱きつくなか、エースは表情一つ変えず。この日の2ゴールで今季公式戦34得点、リーグ戦では19得点でスアレスを抜き、得点ランクトップに立ったが、喜ぶ様子は一切なかった。

 

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