クロース不在のレアルは「想像しがたい」 電撃引退に海外驚き「時期尚早」「現実的ではない」
34歳のクロースはEURO2024を持って現役引退へ
スペイン1部レアル・マドリードは5月21日、34歳のドイツ代表MFトニ・クロースがEURO(欧州選手権)2024をもって現役を引退することを発表した。海外メディアも名手の引退を惜しんでいる。
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クロースはユース時代を過ごしたドイツ1部バイエルン・ミュンヘンでプロキャリアをスタートし、レバークーゼンへの期限付き移籍も経て、2014-15シーズンからレアルでプレー。リーグ優勝4回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝4回、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)優勝1回、クラブ・ワールドカップ(W杯)優勝5回など、数々のタイトルを獲得した。
ドイツ代表でも中心選手として活躍し、2010年の南アフリカ大会から3大会連続でW杯に出場。14年のブラジル大会では準決勝で2ゴールを決めるなど、大会制覇に貢献した。
クロースは5月22日、EURO2024を最後に引退することをクラブを通じて発表。「このエキサイティングで成功にあふれた10年を私は決して忘れません。特にフロレンティーノ・ペレス会長、クラブ、私に対して心を開いて迎えてくれ、信頼してくれたすべての人たちに感謝の気持ちを伝えたいです。そして愛するマドリディスタ、みんなの初日から最後の日までのサポートに感謝したいです」とコメントを発信した。
レアル専門メディア「Managing Madrid」は、「トニ・クロースはそのすべてを体現する存在であり、常に上品でありながら、愛されていることをよく知っている生まれながらの勝者だ」と、名手の引退を惜しんでいる。
「少し時期尚早に思えるし、現実的ではないように思える。クロースのいないレアル・マドリードを想像するのは難しい。彼は10年間チームの屋台骨を担い、代えがきかない。レアル・マドリードを愛する人、そしてサッカーを愛する人なら誰でもクロースの不在を惜しむだろう。彼は史上最高のミッドフィルダーの1人であり、なぜか史上最も過小評価されているミッドフィルダーでもある。彼の穴をどう埋めるのか、分からない」
クロースが抜けることになる来季のレアルの中盤は、どのような構成になるのか。専門メディアも懸念していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)