「何があろうと来季監督をする」 解任論噴出のベンゲル監督、指導者引退を完全否定

CLでバイエルンに大敗しベンゲル体制に批判集中 「私は批判に慣れている」

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)16強バイエルン・ミュンヘンとの第1戦に1-5と大敗し、解任報道が高まりを見せているが、「何があろうと監督は続ける」と断言。指導者としての引退を完全否定した。英公共放送「BBC」などが報じている。

 アーセナルで20年政権を打ち立てたベンゲル監督は、今季限りで契約満了となる。バイエルン相手の大敗劇で解任論が高まりを見せているが、監督として引退する気はさらさらなかった。

「何が起きようと、私は来季監督をするだろう。ここだろうが、他のクラブだろうが、それは間違いない」

 指揮官はこう語った。心の折れるようなドイツ王者相手の惨敗劇でヒステリックな批判が蔓延しているが、ベンゲル氏は「私は批判に慣れている。人生では正しいと思うことをするのが重要だ。それ以外の部分は判断されるべき。私は公的な仕事に就いている。それについては受け入れるが、自分の価値観に基づいて振舞わなければいけない。我々はすべての人間に判断と批判を委ねている。それに対応しなければいけない。再び立ち上がらなければいけないし、それが人生というものだ」と主張している。

「もし私が退任したとしても、将来アーセナルがすべての試合に勝利することはない」

 7シーズン連続でCL16強での敗退が確実となったアーセナル史上最大の功労者は、このままチームを去るのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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