本田にハル・シティから“エアオファー”? ミラン番記者が噂を疑問視「本当にあったか分からない」

「行くとしたら…」と去就を予測

 ヴィンチ記者はこう語った。今季のミランで本田は先発出場1試合で、昨季からリーグ戦通算1得点3アシストに留まるなか、試合勘も懸念されるレフティーに対して即戦力が求められるこのタイミングでのオファーを疑問視。移籍金ゼロで獲得できる今季終了時に向けての働きかけではないか、と分析している。

 2014年1月にACミランに加入以降、前向きなレビューを続けてきたイタリアで珍しい本田の擁護派であるヴィンチ記者は、本田の残留を受けて戦力外状態でもミラン愛があるのではという見解を示している。

「本田が残った理由? ミランに残ったのは本田がミランのプロジェクトを信じているからだろう。だが、デウロフェウとスソとオカンポスがいれば、本田の出番は少ない」

 1月の移籍市場で、期限付き移籍により加入したウインガーのデウロフェウとオカンポスの存在もあり、本田の出場機会に関する厳しい立場はこれまでと変わらないと分析。そして、将来的なプレミア挑戦の可能性はないとヴィンチ記者は断言する。

 「本田はプレミアには行かない。行くとしたらアメリカになる」と本田のMLS挑戦を予測する。今季限りで本田は欧州でのキャリアに終止符を打つことになるのだろうか。

【了】

倉石千種●文 text by Chigusa Kuraishi

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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