UEFAが欧州のW杯出場枠拡大を主張! 「少なくとも16カ国の出場を求める」

26年W杯から出場国が48カ国に拡大、それに伴いUEFAは現行13カ国からの増加要求

 2026年からワールドカップ(W杯)出場国が48カ国に拡大される決定に伴い、UEFA(欧州サッカー連盟)がヨーロッパの出場枠を少なくとも16カ国にするよう主張している。英公共放送「BBC」が報じた。

 9日にUEFA実行委員会を終えたアレクサンダー・チェフェリン会長は記者会見に臨み、考えを明らかにした。26年大会は48カ国で3カ国ずつ16グループに分けられ、そのうちの上位2カ国が決勝トーナメントに出場することが決まっている。

 チェフェリン会長は「ヨーロッパの出場国が各グループに1カ国いるという前提のもとに、少なくとも16カ国の出場を求める」とした。そして「もし我々のクオリティーが十分に高いならば、全ての出場国が決勝トーナメントに進めるだろう」と自信を見せている。

 14年のブラジルW杯ではヨーロッパから13カ国が出場し、ドイツが優勝を勝ち取った。全体の参加国数が1.5倍に増えるなか、同じ比率で出場枠が拡大されるならばヨーロッパは20カ国程度の出場が妥当とも考えられるが、過度な要求はしない方針なのだろうか。

 現在W杯では欧州勢が06年ドイツ大会のイタリア、10年南アフリカ大会のスペインを合わせて3連覇している。強豪国がズラリと並ぶ欧州勢は、48カ国のうちどれほどの割合を占めることになるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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