ラツィオ名手MFが退団意思「時が来たということ」 復調・鎌田大地の去就にも影響?
トゥドール監督は鎌田を積極起用
イタリア1部ラツィオは、現地時間4月12日に行われたセリエA第32節のサレルニターナ戦に4-1で勝利した。日本代表MF鎌田大地は先発フル出場を果たしている。リーグ戦3試合ぶりに先発出場した元スペイン代表MFルイス・アルベルトだが、試合終了後に今季限りで退団する意向を表明した。現地スポーツ紙「Tuttosport」が報じている。
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リーグ戦2試合連続先発の鎌田に加え、アルベルトも先発起用する攻撃的な布陣でこの試合に臨んだラツィオ。前半7分にMFフェリペ・アンデルソンのゴールで先制すると、その後も得点を重ねて4-1で勝利した。
アルベルトが前目でプレーし、鎌田がその後ろでパスを散らす形が機能し、勝ち点3を収めたラツィオだが、2016年から在籍するルイス・アルベルトがチームを離れる意向を表明した。
昨年10月にクラブとの契約を2027年まで延長していたアルベルトだが、イゴル・トゥドール監督就任後は鎌田にポジションを奪われる形でリーグ戦2試合連続となる先発落ちとなっていた。「この数週間に起きたことは、僕にとって難しいものだった。来シーズン、僕はこのプロジェクトには加わらない。これ以上、ユーロをラツィオからもらうことはない。離れることが正しいと思っている。このクラブは僕に多くのものを与えてくれたが、時が来たということだ」と話したという。
試合について「僕たちは勝たなければいけなかった。非常に難しい1年だったが、勝ち点3が必要だし、(前進している)合図を送る必要があった。今シーズンの最後まで残っている試合で全力を尽くさなければいけない」と、コメントしている。
一部には、鎌田もすでにラツィオに対して今季限りで退団する意向を示したと報じられている。しかし、トゥドル監督は鎌田を積極的に起用するだけでなく、鎌田を高く評価するコメントも送り続けている。そのため、この決断が変わる可能性もあるようだ。ここに来てポジションを争ってきたアルベルトも退団の意向を示したことで、鎌田の決断に何らかの影響を及ぼすかもしれない。