アーセナル、冨安出番なしでCL戦“堅守崩壊” 英疑問視「アルテタは間違いに気付いた」

出番のなかった冨安健洋【写真:Getty Images】
出番のなかった冨安健洋【写真:Getty Images】

CLで2-2のドローに終わった

 イングランド1部アーセナルは現地時間4月9日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第1戦でドイツ1部バイエルン・ミュンヘンとホームで対戦。2-2の引き分けに終わった。先制しながらも一時は勝ち越しを許す苦しい試合運びに対し、英メディアはプレミアリーグ最少失点を誇る堅守の乱れを指摘していた。

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 アーセナルは前半12分にFWブカヨ・サカのゴールで先制するも同18分に自陣でのパス回しにミスが生じ、不用意にボールを奪われたところからカウンターを被弾。FWセルジュ・ニャブリに同点ゴールを許してしまう。さらに同31分にはFWレロイ・サネの突破を防ぎきれずにPKを献上。これをFWハリー・ケインに決められ、逆転を許した。その後、FWレアンドロ・トロサールのゴールで引き分けに持ち込んだものの、守備面の不安を露呈する試合内容だった。

 英メディア「90min」は「バイエルン・ミュンヘン戦で、アーセナルのディフェンスは何を間違えたのか」と特集。カウンターへの対応のまずさや、スタメン起用された各選手の低調なパフォーマンスを指摘していた。

 そのなかで、左サイドバックで先発したポーランド代表DFヤクブ・キビオルについては、バイエルンの強力なアタッカー陣に特に苦しめられていた一人。記事では次のように言及されていた。

「ヤクブ・キビオルはバイエルンを相手に全くついていけていないようで、彼らのパワフルな走りに対応することができなかった。特にサネが問題で、キビオルはこのアタッカーのペースに追いつくことができなかった。

 怪我がちではあるとはいえ、フィットしている冨安健洋の代わりに彼をレフトバックに置いたアルテタの決断は興味深い。チャンピオンズリーグの経験も豊富なオレクサンドル・ジンチェンコよりも優先されていた。だが、アルテタはすぐに自分の間違いに気づき、ハーフタイムにキビオルをジンチェンコと交代させた」

 プレミアリーグでは安定したパフォーマンスを見せているキビオルがバイエルン戦で苦しめられたことはミケル・アルテタ監督にとっても計算外だったはずだが、現地メディアは同選手が冨安やジンチェンコよりも優先して起用された点に注目していた。

 他にもセンターバックのDFウィリアム・サリバやGKダビド・ラヤにもミスが出るなど、“らしくない”姿を見せたアーセナル。プレミアリーグで今季31試合24失点とリーグ最少失点を誇る堅牢な守備をセカンドレグでは取り戻すことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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