なぜミラン監督は10番本田を起用しない? 不動のエースは疲労困憊も…「様子を見よう」

バッカがベンチで首脳陣と揉めるも、本田は座席に深く身体を沈めこんだまま

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は3日、本拠地サン・シーロで行われたサンプドリア戦で15試合連続の先発落ちとなった。移籍市場最終日にプレミアリーグのハル・シティからオファーが届いたと報じられたなか、ベンチ要員状態にも関わらずに残留という決断を下した本田はまたもや出番なし。出ずっぱりで疲労蓄積が甚だしい不動のエースMFスソの代わりに本田起用の可能性を質問されたヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は「様子を見よう」と明言を避けた。

 背番号10はベンチを温め続けている。サンプドリア戦でもウォーミングアップで身体を動かすシーンはあったが、後半27分に途中交代に激怒したFWバッカがベンチで首脳陣と揉めた際、本田はベンチの座席に深く身体を沈め込んだままだった。

 プレミア初上陸のチャンスを捨てた一方、2部降格危機だったハル・シティは移籍市場閉幕からマンチェスター・ユナイテッドと引き分け、リバプールを撃破し、残留圏まで勝ち点1差まで浮上している。ミランサポーターから残留という決断に疑問の声も上がるなか、「お疲れ様です」と小さくつぶやき、スタジアムを去った。

 故障者続出のミランはよもやの4連敗。昨年10月25日のジェノア戦以外に全試合先発出場を果たしているスソは疲労困憊となっている。

 

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