中田英寿から「これが世界レベルだよ」のメッセージ 日本代表OBが「怖い」と表現した理由は?

中田英寿の凄さとは?【写真:徳原隆元】
中田英寿の凄さとは?【写真:徳原隆元】

福西崇史氏が前園真聖氏のYouTubeチャンネルに出演

 元日本代表FW前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に、元日本代表MF福西崇史氏が出演。同世代で、“孤高の天才”と言われた元日本代表MF中田英寿氏のエピソードを明かしている。

 ベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)でプロキャリアをスタートさせ、1998年には当時イタリア1部のペルージャへ移籍した中田氏。ASローマではセリエA優勝を経験し、その後パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナ、イングランド1部ボルトンと渡り歩いた。

 動画では、ワールドカップ(W杯)に2回出場した福西氏が、自身が考える歴代ベストイレブンを発表。一番悩んだという中盤の1人に、中田氏を選んだ。

「ヒデは凄い。特殊だし。努力の天才。日本背負ってる同級生やんって感覚。日本を世界と近づけた選手の1人」

 前園氏の「ヒデは何が凄かったか」の問いには「負けず嫌い」と回答。「努力しているのを絶対に見せない。その徹底も凄い。僕にはできないストイックさ」と続けた。

 また、前園氏が「俺は逆に若い時のヒデとしか一緒にやってない。俺は(アトランタ)五輪の期間だけ。ヒデと(松田)直樹は下の世代から入ってきて、普通にやってた」と言及。「ヒデは上手いって感覚じゃない。力強いっていうか」と語ると、福西氏が自身の見解を述べた。

「僕は“怖い”って思ってます。上手い選手と怖い選手は違う。怒られて怖いではなく、相手にとって嫌な、突いてくる選手。剛か柔かと言ったら剛。どちらかというと、プレーで引っ張っていくタイプ。パスにしても強めに出すし、『これが世界レベルだよ』というのを引っ張ろうとする人」

 年上の前園氏、同世代の福西氏から見ても、中田氏の凄さは際立っていたようだ。

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