ACL女子プレ大会決勝の中止発表 浦和L出場予定も…AFC決定に遺憾表明「なぜこのタイミングか」

【写真:Getty Images】
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日韓対決による決勝が今年に開催される予定も急遽中止に

 アジアナンバーワンのクラブを決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)女子版のパイロット大会として昨年にグループリーグが行われた「AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournament」の決勝が中止になったと、決勝に進出していた三菱重工浦和レッズレディースとWEリーグが発表した。

 浦和は昨年11月、タイで集中開催されたグループリーグA組でスリー・ゴクラム・ケララFC(インド)、バンコクFC(タイ)、花蓮女子FC(台湾)を相手に3連勝で首位通過。ウズベキスタン開催だったB組を首位通過した仁川現代製鉄レッドエンジェルズ(韓国)との日韓対決による決勝が今年に開催される予定となっていた。

 しかし、双方の発表によるとアジアサッカー連盟(AFC)により決勝を開催しない決定がされたとのこと。WEリーグは「本決定および通達方法については大変遺憾であり、JFA(日本サッカー協会)とともにWEリーグとして、AFCに対しては決勝開催中止についての経緯、なぜこのタイミングでの通達となったのかなどの説明を要望してまいります」と声明を発している。

 また、この影響で3月27日の水曜日、平日ながら14時キックオフに前倒し開催になっていた第20節の浦和とアルビレックス新潟レディースの対戦について、WEリーグと浦和の双方は日程変更が難しいことから、その日時のまま開催すると発表。WEリーグは「出場クラブである三菱重工浦和レッズレディース、対戦相手であるアルビレックス新潟レディースの両チームには代替日程の日程調整をはじめ、過密日程でのご負担をおかけしたこと、また両チームのファン・サポーターの皆さまにも平日開催となることにつきまして、お詫び申し上げます」とした。

 浦和は「2024年に開催予定ということで、クラブとしても準備を進めていただけに大変残念ではございますが、この状況を受け入れ、まずはリーグ優勝に向けて取り組みを進めます」としている。昨季のリーグ優勝を果たした浦和は現在、INAC神戸レオネッサを勝ち点1差で追う2位につけている。

 浦和は男子チームが3回のアジア制覇を果たしているだけに、女子チームがこのチャンスをものにすれば男女でアジアの頂点に立つチャンスだったが、その機会は突然に失われてしまった。この決定についてAFCによる経緯の発表はされるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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