J新助っ人、母国メディアへ語った来日後の“現在”「最高の気持ち」「日本語を習いたい」

浦和のサミュエル・グスタフソン【写真:徳原隆元】
浦和のサミュエル・グスタフソン【写真:徳原隆元】

浦和へ今季新加入のグスタフソンが日本での生活に言及

 浦和レッズに今季新加入したスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンが母国メディア「Sportbladet」のインタビューに応じ、日本での生活についてコメント。3月の代表活動に参加したあとは家族も日本にやってくると明かした。

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 今季に向け、浦和はノルウェー代表監督歴も持つペア・マティアス・ヘグモ監督の就任が決まった。そのヘグモ監督が浦和の前に率いていたスウェーデン1部ヘッケンで中心選手だったのがグスタフソンであり、監督の戦術を理解するプレーメーカーとして期待の新加入となった。グスタフソンは1月下旬に沖縄県トレーニングキャンプへ途中合流し、これまで開幕戦から4試合連続スタメン出場して1ゴール1アシストを記録している。

 グスタフソンには1月21日に娘が誕生した。その後に日本へと旅立ったが「生まれてきた娘と母を置き去りにして数日後に出発するなんて、どこまでも不自然なことなんだ。重たいもので、受け入れないといけなかった」と話す。現在はホテル暮らしで、時差の関係もありスウェーデンの自宅で彼女たちが目覚めた頃に、日本は午後でトレーニングが終了することから、その時間帯にビデオ通話をしているという。

 そのグスタフソンは、今月に入ってスウェーデン代表に招集された。チームを率いるのは現役時代にオランダ1部フェイエノールトで元日本代表MF小野伸二氏と共闘した時期もある、元デンマーク代表FWのヨン・ダール・トマソン氏だ。そこで2試合プレーして、3月30日のアビスパ福岡戦に向け日本に戻ることになる。そして、そのタイミングで家族も日本にやってくるという。

 日本について「ここに家族を呼ぶことができて最高の気持ちだ。(この国は)すべてが機能している。日本はよく組織されていて、礼儀正しく、規律がある。時々、少し窮屈な社会に感じることはある。人々は自分の殻に閉じこもっている感がある」と話している。その中で「少し日本語を習いたいと思っている。彼女も一緒にね。僕らが望めば、クラブは日本語教師のアテンドなどを助けてくれる」と、語学の習得に意欲を示した。

「4つの言語に通訳しないといけないからミーティングはちょっと長い」

 浦和では現在、グスタフソンも含む英語を話す外国人選手たちやヘグモ監督、ポルトガル語を話すブラジル人FWチアゴ・サンタナ、タイ語を話すMFエカニット・パンヤが所属。そしてGKコーチのジョアン・ミレッ氏はスペイン語だ。

 日本語とそれぞれの言語の間に通訳が付く環境についてグスタフソンは「チームの通訳が僕らにとって最も重要な存在だ。ただし、4つの言語に通訳しないといけないからミーティングはちょっと長い。4つの言葉に通訳されている建物に入ってみれば、誰かが挨拶しただけでチャイムが鳴り響くような感じになるんだ」と笑いながら話したという。

 浦和では言語の近しい同じ北欧のデンマークからDFアレクサンダー・ショルツ、ノルウェーからDFマリウス・ホイブラーテンがチームに所属している。グスタフソン自身が非常に流暢な英語を話し、日本人にも海外でプレー経験のある選手も多いことからチーム内でのコミュニケーションを取るのは難しくなさそうだが、家族の合流はより精神的な安定にもつながりそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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