ヤングなでしこ、北朝鮮に無念の“2連敗”で中国反応「以前に比べて戦力やスター性が落ちた」

U-20アジア杯4連覇を逃したヤングなでしこ(写真は中国戦のもの)【写真:Getty Images】
U-20アジア杯4連覇を逃したヤングなでしこ(写真は中国戦のもの)【写真:Getty Images】

北朝鮮が日本に2-1で逆転勝利

 ヤングなでしこの愛称を持つU-20日本女子代表は、3月16日にU-20女子アジアカップの決勝戦で北朝鮮と対戦し、前半20分にFW辻澤亜唯のゴールで先制したものの、1-2の逆転負けで準優勝に終わった。中国では「以前に比べて戦力やスター性が落ちた」などと、ファンが反応している。

 日本は前半20分にショートカウンターで右サイドに展開するとFW土方麻椰がファーサイドにクロス。これを落下点に上手く入ってFW辻澤亜唯がヘディングで押し込んで貴重な先制点を奪った。

 その後も両チームとも相手ゴールへの圧力をかける姿勢を見せるものの、決定機と呼べるほどのビッグチャンスは作り出せず時間が進んだ。そうしたなかでハーフタイム直前の前半44分、日本は左サイドを切り崩されるとクロスにファーサイドで飛び込んだDFジョ・リョンジョンのヘディングを許して失点。1-1の同点に追いつかれてハーフタイムを迎えた。

 日本は後半40分に再び左サイドを切り崩されると、中央へのクロスをジョ・リョンジョンにヘディングで合わせられ失点。前半と同じような形で2点目を失い、1-2の敗戦を喫した。これで日本は今大会で北朝鮮に2敗を喫し、準優勝で大会を終えた。一方の北朝鮮は、2007年大会以来の優勝を果たした。

 中国版X(旧ツイッター)の「微博(Weibo)」でも、日本対北朝鮮の結果を受けてファンが反応。「U-20北朝鮮代表は日本を2-1で破り、アジアタイトルを奪還した。U-20日本女子代表は北朝鮮をコントロールすることができず、以前に比べて、戦力とスター性が落ちている」「北朝鮮女子の復活は中国女子にとって悪いニュースだ」「アジア最強に慣れていた日本がついに宿敵と対戦したと感じているのかもしれないが、その宿敵とは長らく国際大会に出場していなかったチームだ」「我々(中国)も必ず勝利を収めることができるだろう」など、さまざまな声が上がっていた。

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