遠藤航は「リバプールファンに愛されている」 継承したチャントに現地注目「キャッチー」
遠藤は強豪マンC戦でも躍動
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、プレミアリーグ首位攻防戦となった第28節マンチェスター・シティ戦(1-1)で中盤のアンカーとして絶大な存在感を発揮したパフォーマンスが反響を呼んだ。SNS上では“遠藤チャント”で熱狂する現地ファンの様子を収めたワンシーンが拡散され、リバプール専門メディアも注目している。
昨夏のリバプール加入当初こそアンカーの代役という立ち位置だった遠藤だが、着実に指揮官の信頼を掴んでレギュラーに定着。シティ戦ではベルギー代表MFケビン・デ・ブライネを封じ込め、途中交代に追い込む大仕事を遂行し、クラブ選出のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選ばれるほど存在感を示した。
リバプールがシティを本拠地アンフィールドに迎えた試合当日のイベント会場「Hotel Anfield」では、現地ファンが音楽に合わせて「ENDO He is Japanese ENDO He wears number three And he’s gonna win the league!」とチャントを合唱。これがSNS上で話題を呼び、リバプール専門メディア「THIS IS ANFIELD」も「キャッチーな遠藤航の新曲がリバプールファンを虜に!」と取り上げている。
「モイセス・カイセドの獲得を移籍金1億1000万ポンド(約208億円)で模索していたところから、シュツットガルトの比較的無名の30歳MF(遠藤)を1600万ポンド(約30億円)で加入させた時は疑問視された。ユルゲン・クロップ監督は時間と忍耐を求めたが、なぜこの移籍がクラブにとって愛着のあるものだと監督が主張したかを遠藤は一貫して示している。サディオ・マネ(アル・ナスル)のチャント、『ABBA』の『Voulez-Vous』に合わせて遠藤の名前を歌うファンがすでにいるほどだ。レッズ(リバプール)で傑出した活躍を見せる遠藤に対する見事なチャントである。遠藤はリバプールファンに愛されている」
遠藤はリバプール移籍後、公式戦32試合に出場して3得点1アシストを記録しているが、数字以上のインパクトを残していると言えそうだ。