遠藤航、マンC主力を“屈服”…上質プレーで「レベル引き上げた」と英賛辞止まず

リバプール遠藤航【写真:ロイター】
リバプール遠藤航【写真:ロイター】

シティとの大一番で持ち味を発揮、リバプール主役の1人に

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は今やユルゲン・クロップ監督のチームに欠かせない存在となっている。現地メディアは遠藤の存在が「リバプールのより危険なバージョンを解放した」とその影響力の大きさを伝えている。

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 遠藤は現地時間3月10日に行われたプレミアリーグ第28節のマンチェスター・シティ戦(1-1)で中盤のアンカーとして絶大な存在感を発揮。ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネを封じ込め、途中交代に追い込む大仕事を遂行した。試合は1-1の引き分けに終わったが、リバプールのプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出されるなど強烈なインパクトを残した。

 加入直後は出番が限られ、アンカーの代役という立ち位置だった遠藤だったが、着実に指揮官の信頼を掴んでレギュラーに定着。遠藤が守備的な役割を担うことで、アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターをより高い位置で起用することも可能となった。

 英地元紙「リバプール・エコー」は「遠藤航はリバプールのより危険なバージョン(型)を解放した。マン・シティ戦では上質なパフォーマンスを見せ、クロップの中盤における影響力を強調した」と日本代表キャプテンの活躍にスポットを当てている。

 同メディアはシティ戦での遠藤の出来について「背番号6を背負うこの31歳が、リバプール全体のパフォーマンスと周囲の選手たちのレベルを引き上げていることのさらなる証拠となった」と絶賛。さらにシティが抱えるワールドクラスの選手たちとのマッチアップにおいても遠藤が上回っていたと指摘していた。

「デ・ブライネは最初の15分に何度もオープンスペースに残っていたが、このベルギー人MFが試合終了のホイッスルの前に交代となったのは、少なからず遠藤の活躍によるものだ。現時点で世界最高の守備的MFとして認められるロドリとのマッチアップでも、この31歳はノンストップのエンジンと強靭なメンタルでスペイン人に勝利した」

 シティとの大一番で持ち味を発揮し、試合の主役の1人となった遠藤。現地での評価はまさにうなぎのぼりだ。

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