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9年ぶりに日本人選手が中国デビュー 黒星発進も現地評価「ほかの同僚よりもワンランク上」
邦本宜裕が中国の遼寧鉄人で開幕戦にフル出場
中国甲級リーグ(実質2部リーグ相当)が3月9日に開幕。遼寧鉄人には、J1アビスパ福岡にも在籍した日本人MF邦本宜裕が今年2月に加入したが、リーグ開幕戦で重慶銅梁龍と対戦し、トップ下で先発フル出場して中国リーグデビューを飾った。
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浦和レッズのユースで育ち、プロでは福岡、韓国1部の慶南FCと全北現代モータース、ポルトガル1部カーザ・ピアAC、マレーシア1部ジョホール・ダルル・タクジムFCと渡り歩いてきた邦本。今年2月に中国2部相当の遼寧に新天地を求め、中国プロリーグでは2015年以来の日本人選手となった。
開幕戦はアウェーの重慶に押し込まれ、前半11分にセットプレーから失点。そのビハインドを挽回できず、0-1で無念の黒星スタートとなった。
攻撃の核として期待された邦本の出来は上々で、試合後に遼寧サポーターのRunner6氏は「日本人の助っ人である邦本宜裕は出来が良く、ほかのチームメイトよりワンランク上だ。ドリブルもパスも合理的。90分間戦っても最後まで体力は十分でスタミナもある」と絶賛した。
遼寧公式SNSアカウントの試合結果投稿に対するファンのコメントも、「もう1人の外人、チネドゥ(ナイジェリア人)はダメだったが、邦本は良かった」と邦本のプレーを肯定する声が多かった。
遼寧の本拠地・遼寧省瀋陽市は北にあり、冬の寒さが厳しい。そのため3月中はホームゲームが開催できず、第4節までアウェーゲームが続く。次節は17日に、ガブリ監督(スペイン1部FCバルセロナにも在籍した元スペイン代表MF)率いる広西平果と対戦する。開幕戦に敗れたとはいえ、評価を高めた邦本は早くチームを初白星に導きたいところだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)