公式ツイッターでアメリカ大統領の政策を揶揄

　日本代表MF香川真司の所属するドルトムントが、アメリカのドナルド・トランプ大統領を“挑発”している。

　トランプ大統領はメキシコとの国境に壁を作ることを公約に掲げているが、ドルトムントの公式ツイッターは黄色いフラッグのはためく本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクの超満員のゴール裏に、選手が挨拶する写真を掲載。「我々が信じる唯一の壁」と英語でメッセージを送っている。

　ドルトムントの本拠地のゴール裏には毎試合、熱狂的なサポーターが多く詰めかけ、スタンドがチームカラーで染まるため「黄色い壁」と呼ばれ、クラブとサポーターの連帯感と絆の象徴になっている。

　このドルトムントの米国大統領に向けたメッセージは、欧州メディアも報道。スペイン地元紙「マルカ」は、「ボルシア・ドルトムントは壁のメッセージでトランプを揶揄」と特集。「アメリカ・ファースト」を打ち出すトランプ大統領の排他的な政策には、スポーツ界からも批判の声が上がっている。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images