U-20日本女子との「レベル差歴然」…中国女子は「壊滅状態」と容赦なく母国断罪

日本に敗戦した中国代表【写真:Getty Images】
日本に敗戦した中国代表【写真:Getty Images】

U-20アジアカップで日本女子に敗戦、中国女子のパフォーマンスを母国悲観的に報道

 U-20日本女子代表は3月7日、今年のU-20女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねたU-20女子アジアカップのB組第2戦で中国を2-0で撃破。準決勝進出、ならびにW杯出場権を手にしたなかで、敗れた中国の現地メディアは「中国女子U-20サッカーチームはほぼすべての面で日本チームに遅れを取っていた」と厳しい評価を下している。

 日本は前半26分に流麗なパスワークから右サイドに出たボールをFW久保田真生が中央へ折り返し、FW土方麻椰が先制点を奪取。後半43分にはFW松窪真心が獲得したフリーキックを、MF天野紗が左45度付近から直接ネットを揺らして、2-0勝利を飾った。グループ2連勝を飾った日本は最終戦(北朝鮮戦)を残してW杯への出場権を獲得している。

 対戦国メディア「SOHU」は「中国女子サッカーチームは完全に壊滅状態」と見出しを打ち、この試合を総括。前半早々に日本ゴールに迫る場面こそ見せたものの、結果的に完封負けしたU-20女子代表チームのパフォーマンスに問題の目を向け「ほぼすべての面で日本チームに大きく遅れを取っていた」と、辛辣に伝えた。

 日本との比較において「パスコントロールや足もとの技術が日本チームに大きく及ばないこと」が明暗を分けた主要因だと同メディアは指摘。そのほかにも「足が鉛のように全く動かない」と球際の勝負で劣っていた事実に言及したうえで、「中国女子サッカーチームが以前誇っていたヘディングさえも基本的になくなっていた。現在の中国女子サッカーチームにはもはや攻撃する勇気はない」と断罪している。

 ヤングなでしことの一戦で「中国のU-20女子サッカーチームが頑張っていないわけではなく、ベストを尽くしていた」と奮闘は認めつつも「試合全体を見れば中国と日本のレベル差は歴然で、負けて当たり前」と容赦なく批判。グループ2位以内への進出、およびW杯出場権獲得が厳しい状況に追い込まれたU-20女子チームへの悲観的な評価が目立った。

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